カラスの被害対策にGPSで追跡調査
やたらと耳につく鳴き声で喚き、ゴミを荒らして人々を悩ませるカラス。CDを吊るしても今では全く効果が無く、対策に困っているという方も多いことでしょう。そういった理由からカラス対策は本格化。その中でGPSも使われることとなりました。
実際に各都道府県ではカラスの被害対策のためにGPSを導入しており、GPS発信機と受信器を使ってリアルタイムにカラスの位置情報を確認。これによりカラスの行動を追跡。その調査結果を元にカラスがどんな採食場所を利用しており、どのように移動しているのかを割り出す研究が進められています。この研究が進めば、いずれカラスの生態が今よりもずっと詳しく判明し、被害対策が強化されることは間違いありません。
盛岡市で行われたカラスの追跡調査に利用されているGPSは一般的なものよりも優秀とされるGPS-TXというもの。これは、従来であれば取得までに数時間、長ければ数日かかっていた位置情報をリアルタイムに知ることができるという優れた技術です。
今までは不可能とされていたGPSリアルタイム追跡を実現することでカラスの行動を徹底的に追跡しています。しかも追跡結果はスマホやタブレット端末で観覧可能なのです。
カラスの生態についての研究がGPSにより進めば、今までは考えられなかった新事実も出てくるかもしれません。カラスにはコレという対策はまだありませんが、今後に期待しつつ、今は出来る限りの対策をしておきましょう。